2月10日の北海道新聞朝刊(札幌市内版)に札幌大学女子短大経営学科の学生たちの月寒地区の歩みを振り返るサイト「月寒Wiki(仮称)」の制作についての取材記事が掲載されました。
【記事本文(抜粋)】
札幌市豊平区の札幌大学女子短大経営学科の学生たちが1月から、同区月寒地区の歩みを振り返るサイト「月寒Wiki(仮称)」の制作を始めた。住民がまとめた郷土史料や、町内会連合会の記念誌などをデジタルデータにして、ネット上で住民に活用してもらう。
小山茂教授が「何十年たっても地区住民が郷土史を学べるように」と発案。小山教授のゼミの1年生6人が作業に取り組んでいる。
小山教授は10年近く、月寒中央商店街などの活性化に携わっている。その一環として、古くなって傷んだり紛失したりする恐れのある郷土史料などをデジタル化することを、地区の個人や団体でつくる月寒まちづくり協議会に提案した。
「歴史の記録がなくなると、将来の住民が地区への愛着を持てなくなる」と力説する小山教授に、同協議会が賛同し、年間数十万円に上るサーバーの維持管理費を地元で負担することを決めた。
小山教授と学生は1月下旬から毎週1回集まり、現在は同協議会などが隔月で発行する「つきさっぷ新聞」のデジタル処理を進める。今後は地区の高齢者へのイ ンタビューも始める予定で、山岸美咲さん(19)=北区=は「月寒のことはまったく知りませんが、埋もれた事実などを掘り起こせたらうれしい」と話す。サ イトは完成まで1年近くかかる見通しだ。
2012/02/10, 北海道新聞朝刊(札幌市内版), 28ページ
※北海道新聞社許著:D1202-1208-00008076 、北海道新聞朝刊(札幌市内版)(02月10日)( PDF形式:5.4MB)